データ復旧
有償サービスを利用してデータ復旧を行う
いろいろな市販ソフトを試しても、どうしてもデータ復旧ができない場合もあります。
重大の論理障害が発生したような場合、市販ソフトでのデータ復旧にも限界があることでしょう。
また、物理的にハードディスクが故障してディスクが回転しないなどいう場合もあります。
ハードディスクは非常に精密な機械であるため、個人で分解できるようなものではありません。
専門の設備や技術を持たない人が、物理的に壊れたハードディスクからデータ復旧を行うことはまず不可能です。
そのような場合は専門業者に委託して有償でデータ復旧のサービスを受けることが最終手段となります。
個人での利用はまだ少ないと思いますが、法人のユーザーを中心にこれらの有償サービスを受けていることがあるようです。
法人の運営上必要不可欠なデータ等の場合、なんとしてもデータ復旧しなければならないケースでしょう。
これらの有償サービスは市販ソフトよりかなり高額な費用が発生します。
故障内容やデータ容量にもよりますが、数万円から数十万円必要といわれています。
ただし、業者に委託しても必ずデータが復旧できるわけではないので注意が必要です。
また、委託先の設備や技術力によってもデータ復旧の成功率は異なってきます。
メリットやデメリット、費用などさまざまなことを検討をして業者を選びましょう。
アプリケーションデータのデータ復旧
アプリケーションデータは、それぞれ専用のフォーマットで作成されており、決められたアプリケーションで開くで開く必要があります。
例えば、ファイル拡張子が「.doc」の場合はワードで、「.xls」のファイルはエクセルで開くことが一般的です。
そのため、それらの専用のアプリケーションが正常に動作しないと、ファイルそのものを開くことができないことがあります。
パソコンにソフトウェアがインストールされていない場合は当然開くことができません。
また、これらのファイルの大半は、データが部分的に破損してしまっただけでも、ファイルそのものを開くことができなくなります。
アプリケーションに問題があるならば、アプリケーションを再起動し、それでも改善しない場合はソフトの再インストールが必要です。
ファイルが破損しているのであれば、ファイル修復ツールで修復するのもいいかもしれません。
アプリケーションデータにはその元になるファイルフォーマットがあります。
エクセルならばCSV形式、ワードならばRTF形式と呼ばれるファイルフォーマットです。
ファイルが開かない時は、データ復旧する方法として拡張子を変えて読み込んでみるのもいいかもしれません。
エクセルならば「.xls」という拡張子を「.csv」に変更するのです。
ワードならば「.doc」という拡張子を「.rtf」に変更します。
少しスキルが必要になりますが、
エクセルデータをAccessで読み込んでデータ復旧するという方法もあります。
Accessはデータテーブルとしてエクセルデータを取り扱うことができます。
それを利用すれば、エクセルでは読み込めなかったデータのデータ復旧ができることがあります。
データ復旧の考え方
ハードディスクが物理的に故障していなくても、システムファイルやレジストリの破損などでウィンドウズが起動しなくなります。
起動中に電源を切るなど強制終了を繰り返していると破損が起きる可能性が高いです。
そうなると、データを読み込むことができません。
しかし、物理的な故障と違ってデータが消えてしまったわけでもありません。
Winwowsを修復すれば、データ復旧することが可能です。
注意点はウィンドウズが修復する過程でハードディスクの中のデータが消えてしまう可能性がある、ということです。
セーフモードでウィンドウズが起動しない場合は、データ復旧するのは難しいようです。
そのため、多くの場合ウィンドウズを再インストールすることになります。
パソコンの多くはウィンドウズだけをインストールするのではなく、リカバリーディスクを使ってハードディスク全体を初期状態に戻してしまいます。
そのため、ウィンドウズを復旧しようとするとデータまで消えてしまうことになります。そこで、大切なデータを失わないためにリカバリーディスクを使う前には何らかの形で、データのバックアップを取る必要があります。
外付けのハードディスクにコピーしたり、CD-RやDVDにコピーしたりします。
ウィンドウズが起動しない状態でデータを取り出すのは難しく、パソコンの知識を必要とします。
ウィンドウズが起動しないのにどうやってファイルをコピーするのか、という疑問もでてきます。
しかし、ハードディスク内のシステムが壊れていてもCD-ROMからパソコンを起動させることができるのです。
パソコン本体から物理的にハードディスクドライブを外して、別のパソコンから外付けディスクとして認識させてバックアプを取る方法もあります。
データ復旧用のバックアップデータ
ウィンドウズが起動しない時にウィンドウズの再インストールを行います。
ウィンドウズの復元後、データ復旧を行いますが、データ復旧用のデータはパソコン上のどこに保存されているのでしょうか。
データのバックアップをとる際、データがどこに保存されているのか知っておかなければコピーすることはできません。
データ復旧に使う重要なデータがどこに保存されているのかを知るためには、ウィンドウズのフォルダ構造をある程度理解しておく必要があります。
例えば、データはマイドキュメントやデスクトップに保存されることが多いです。
しかし、こうしたフォルダはユーザーが利用しやすいようにウィンドウズが設定した特殊なフォルダとなっています。
マイドキュメントもデスクトップもCドライブにある「Documents and Setting」というフォルダの中にあります。
ウィンドウズが正常に稼動している間は、そのような特殊なフォルダがどこに存在するのかを意識する必要はありません。
ところがウィンドウズにトラブルが発生した時は特殊なフォルダの正確な位置を知らないとデータの救出はできません。
しかも、データ復旧するために救出するデータはマイドキュメントやデスクトップだけではないはずです。
ブックマークやメール、IMEのユーザー辞書なども重要であると考えられます。
こうしたデータがどこに保存されているのか、ある程度確認しておいたほうがいいかもしれません。
もしくはパソコンの知識が豊富な信頼できる方にお願いすることをおすすめします。
下手に操作すると大事なデータを紛失してしまう可能性もあります。
その点を考慮するとやはりパソコンのプロである業者に任せるのが1番いいのかもしれません。
データ復旧の時の保存先
データ復旧の段階で問題となるのが、「どこへデータを復旧するのか」、「データ復旧の保存先はどこか」ということです。
今の時代のハードディスクの容量は100GB以上であることがあたりまえになっており、そこに保存されるデータの量は膨大になります。
特に動画データや音楽データなどはデータ量が多くなりがちです。
例えば、ハードディスクの容量が40GBであったとすれば、DVDならば12枚、CD-Rならば60枚も必要になります。
作業の手間と時間を考えると、データ復旧の保存先には別のハードディスクにするのが現実的のようです。
100GB以上の外付けハードディスクなら1万円前後で購入することができます。
100GBの10倍の1テラバイトでも5万円程度で購入可能です。
作業は少し面倒ですが、デスクトップパソコンであるならば内蔵型ハードディスクも使用できます。
ハードディスクならば、データ復旧後もデータの保存用として再利用することもできます。
しかし、パソコンに内蔵されたハードディスクの構造によっては、2台目のハードディスクがなくてもデータ復旧できることがあります。
ハードディスクが複数の領域に分割され(パーティション)、Cドライブの他にDドライブがあるような時です。
Windowsの復旧に使用するリカバリーディスクはCドライブだけを初期状態に戻すことが一般的です。
同じハードディスクであってもDドライブのデータは保持されます。
そこで、Cドライブ中の消えてしまっては困る大切なデータはDドライブにコピーしておくのです。
そうすれば、リカバリーを行ってもデータは残ります。
「ハードディスクの内容を工場出荷時にもどす」などと選択するとデータは削除されますので、同じハードディスク内にデータを残す場合はくれぐれもリカバリー操作に気をつけけてください。
パソコンデータの復旧ソフトウェア
パソコンのデータ復旧をするための一般に売られているソフトウェアにはさまざまな種類があります。
多くの市販ソフトウェアの中からどの種類を購入するかは、非常に迷うところがあります。
しかし、基本的な考え方としては、どのような種類のデータ復旧をしたいのか、購入資金はどれくらいか、ということで決めれば良いと思います。
全てのデータに対応できるタイプや写真データ専用タイプ、メール専用タイプ用などいろいろな種類のソフトウェアがあります。
値段についてもこれらの機能を限定させることで安かったり、機能に幅を持たせることで高かったりします。
欲しいソフトが決まってもすぐに購入しないようがいいようです。
なぜなら、購入したのはいいけれど結局復旧できなかった、といことも考えられるからです。
ファイナルデータという市販のデータ復旧用ソフトウェアがあります。
検索サイトで「ファイナルデータ」と検索してみるといろいろなシリーズが出てきます。
このソフトウェアは購入前に復旧したいデータや復元したいファイルが本当に復旧できるかどうか確認することができます。
商品のホームページにアクセスして購入予定のソフトウェアの体験版をダウンロードするのです。
データ復旧が可能と判断されてから購入を決めても、決して遅くはないと思います。
ただし、体験版を使用して復旧可能と判断された場合でもいざ復旧しようとしたら出来ないこともあります。
ハードディスクの不具合が発生している場合、だんだんと悪化していくケースは多いです。
絶対にデータ復旧ができる、という訳ではないことに十分に注意しておかなければいけません。




